2014年 09月 21日
書のよもやま話 |
書では所属している会から毎月課題がでます。それは月刊誌(=競書本)に前々月の結果や会報、書についての豆知識になるような内容などと共に掲載されています。今月は早めに取り掛かることができたので、いつもの月にくらべて多めに提出できそうです。
わたしは文化書道学会に所属しています。教育関係にお勤めされている方々が多く学びにくる会で、全国数ある団体のなかでは古風な、正統派の書を書く流派だと言われています。それは長く、国語教科書の筆者を務めた西脇呉石先生の書風を受け継いでいるからですね。
もしかすると、代々木文化学園という名を知っている方のほうが多いかもしれません。おおもとは同じなのですがこちらはおもに通信教育や書道用品などの物販を運営しているところです。
先日お稽古に行った際、縁あって大東文化大学が刊行されている月刊「大東書道」を見せて頂きました。全体的には同じような構成になっているんだな~と感じましたが、やはり雰囲気や習う課題には違いがあって、それが私には珍しく興味深かったです。
お手本を揮毫している先生方の名も、以前より書籍やメディアなどで知っている方々がいらしたりして、凄いなぁと思いながら目習いさせて頂きました。あくまで一個人の感想ですが、新鮮な感じ…今風というか現代書(この定義も広いですが)への扉を開いているな~と思いました。
近所にあったのが師の教室だったから、という幼少時からの延長上でいまもここにいる私ですが、もし、「書道を新しく始めたい」「綺麗な字を学びたいから探している」という方は、自分が目指す書(書風、作風)のある団体を探し選ぶといいですよ。
ずーっと1つの所にいると“井の中の蛙”になりがちですし、したことない事への興味や夢、目標などがあって自分自身“別の場所”があるかもと明らかに模索していた時期もありました。今後また…そしてこの先そうならないとはいいきれませんが(笑)、いましばらくは、そうしたことより、まだまだ学ぶべきことが(しなければならないことも)あると思っています。
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by tenohirakoubou
| 2014-09-21 12:29
| 書/創作・草稿・考察
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